2013年5月31日金曜日

ペルシャ国の旅行の勧め~その4~

そして、翌日、これが私にとってメインイベントといっても過言ではない、同じイラン人の旦那様を持つ日本人の友人のお宅にお邪魔してきました。 

1時半から2時に到着するように、といわれ、義父母に住所を見せて大体どのぐらいかかるのか相談した。上手く説明できないのだけど、義父母のマンションはテヘランの北の端、叔母の家は東の端、友人のお宅は西寄りにあるそうな。 

で、1時間はかかるなぁと、言われた私は12時ごろのタクシーのピックアップで頼むことに。で、実は同じ日にもう一人の親戚に招待されていて、私だけ行きなさいと言われたのだけど、私は「今回イランに来たのは、私の友人との約束を果たす為やから!」と、啖呵を切り、旦那と彼の家族は親戚の方へ、私と二人の子供達は友人の御宅へ向かうことを許された。 

で、言葉がわからない全く使い物にならない私と子供ふたりを乗せたタクシーの運ちゃんは、住所を書いた紙と代金を受け取り、「ちゃんとこの住所の家の玄関に三人が入ることを確認すること!」と、義父にすごまれ、黙々と運転をするのであった。 

で、新年の期間でことのほか道路がすいており、20分とかからず、タクシーが目的地に着いてしまった。ああああ。 

これで、日本やイギリスだったら、近所で買い物なり何なりをして、約束の一時半まで時間をつぶすのだが、タクシーの運ちゃんは義父からの指示があるし、私もそれをどうこうする語学力もなかったので、申し訳なかったのだけど、1時間も早くお邪魔をすることに。 

そして、ニコニコと御役御免でタクシーの運ちゃんが去って行った後、三年前にお会いした時よりも少し髪が長くなって入るけど、お変わりのない恩人友人と、びっくりするぐらい成長した三人のお子さん達が迎えてくれた。本当に申し訳ない。ううう。 

とりあえず、ご挨拶。息子はしどろもどろの日本語で、娘はマイペースの英語一本調子で・・・友人のお子さん達の日本語を聞いて恥ずかしくなった。もう、一番上のお嬢さんなんて、敬語もきちんと使えて、うらやましい限りでした。私がどれぐらい子供の日本語教育をおろそかにしているのかが・・・汗。 

友人の某ソーシャルネットワークの日記からこんなモノを持っていけば便利かなぁと、彼女の好きなプリングルスのサワークリーム味をはじめ、だしのもと、ミソやあん庵特製の黄な粉、そしてイギリスでは中華食材店などでも簡単に購入できるきくらげや干ししいたけなどを少しだけだけど、鞄に詰めて行った。 

そして、お約束の外付けのハードドライブをお渡しする。 

ふっふっふ。今回の訪問には3つの約束を果たさなくてはならなくて・・・一つは、子供達を合わせて、友好を図ること、二つ目は、このハードドライブに友人所有の漫画や映画を沢山詰め込んでもらうこと。 

そんなこんなで、いろいろ世間話をしながら、イランのことを教えてもらったり、お互いのことをもっといろいろ話したりしました。彼女とは某ソーシャルネットワークのイラン人の妻コミュニティーで仲良くなってもらい、それ以来料理や漫画の趣味の近さに、ミクシイ上でいろいろ相談なんかもしてきましたが、また直接会うことが出来て本当に嬉しかった。 

子供達も、彼女のお子さん達の日本語能力を目の当たりにして、ちょっと影響された様子だし。うふふ。 

で、お昼を頂いた後の食休みの間に、娘が彼女の布団をひっちゃかめっチャカに引っ張り出し、真剣彼女のお宅を壊してしまいそうだったので、とりあえず近所の公園へ。そこで走りまわせたあと、もう一度御宅へ。 

夕方、いつもより早めに仕事から帰って来てくださった旦那様、娘x2たちが遊んでいた部屋の様子を見て、言葉を失っていました。「同じ建物の下の部分に住むお母さんの所にいる。」と、避難されてしまいました。申し訳ない。 

で、7時ごろ私の旦那が親戚の家から直接タクシーで到着、3つ目のお約束、彼女お手製の焼肉のたれで、焼肉パーティーが始まりました。本当においしかったです。もう、お肉の柔らかい事と言ったら。息子には特別ゴマの入っていないたれを用意していただき、彼もガンガン食べてました。 

旦那x2も前回喋られなかった事も沢山話したようで、かなり楽しそう。最後、失礼しようと、タクシーを呼ぼうとしたら、なんと、旦那様の愛車に全員乗り込んで送ってくれると申し出てくれました。子供達、特に下のチビ娘達は本当に別れが惜しそうで・・・私達も話すことが尽きずにずーっと話していたら、義父母のマンションについてしまった。 

次にまたイランに来たときに絶対に会う事を約束し、お別れをした。本当にお世話になりました。下のチビ娘二人は抱き合ってバイバイ言うぐらい仲良くなっちゃって・・・ 

今でも下の娘は「テヘランが一番よかった。今度いつテヘランで皆に会えるの?」ときいてくる。そして、一晩明けて、せっかく旦那からふんだくって持って行ったカメラなのに、喋るのに忙しくて、一枚も写真を撮っていないことに気づくのでした。 

つづく

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