2018年12月4日火曜日

12月の和菓子とイベント

師走です。
とうとう。








これは数年前の冬、里帰りした際、友人に姫路城の裏にある歴史博物館に連れて行ってもらったときの写真です。娘が十二単を着せてもらっています。この時ばかりはやんちゃな娘も「重いー」と、微動だにしなかったのを覚えています。お姫様がおしとやかだったのは、こんな理由があったのか!

この歳になって、もっと着物が着たいと思うようになりました。着付けの練習をせねば。


お節の注文受付終了まであと10日。
後数個残っています。
お早めに。








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12月の和菓子

栗大福 £1.50
栗の甘煮とつぶあんの大福です。
しぶーいお茶とお召し上がりください。

みかん大福 £1.50
クリスマスまでの限定スイーツです。
白あんとみかんがふわふわの求肥に包まれ、シイナモンで少しクリスマス気分を演出します。

栗まんじゅう £1.80

栗と白あんをバター風味の生地に包んで焼き上げました。
卵、小麦粉、乳製品を含みます。





栗蒸し羊羹 £1.80 (£6.00/一本)
ゴロゴロと栗の甘煮が入った蒸し羊羹です。
小麦粉を含みます。

カボチャきんつば £1.50
今年はなまやさいさんからのカボチャが少なくて、冬至の前、17日ごろから販売します。貴重なカボチャなので、この冬を皆様が健康に過ごせるためにセーブしておきます!
小麦粉をむくみます。

どら焼き(こしあん・つぶあん・抹茶あん)各£1.50
卵、小麦粉、蜂蜜を含みます。

こしあん大福・つぶあん大福各 £1.00

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12月の予定

6日、13日、20日(木)お好み焼きナイトを予定しています。
    鉄板を使用したい人はテーブルの予約をお願いします。


22日(土)がクリスマス前の最後の営業日となります。
  営業時間は11時半から17時を予定しています。
23日(日)~30日(日)まで冬休みをいただきます。

31日(月)大晦日
  12時よりお節のお引き渡し。
  15時に日本の年明けカウントダウン。
  17時に閉店予定です。 
  営業時間中は年越しそばと稲荷ずしのサービスのみとなります。
  和菓子もお持ち帰りのみとなります。
  ご了承ください。
体に気を付けて、この季節を乗り切りましょう!
お正月明けは1月3日からの営業です。



2018年11月28日水曜日

和のあふたぬーんてぃー、結果報告。

もうずいぶん前の話になってしまうのですが、先日行った和のあふたぬーんてぃーの結果報告をば。
何とか、メニューで予告した分は作れたのですが、少し変更がありました。

まず、大根のお吸い物です。

菊の花を大根でつくるのって、めっちゃ難しかったです。
まず、かつら剥きなんて、できません。何度手を切りそうになったことか…💦何とか流血沙汰にはなりませんでしたが。

そして第一の皿。

菊菜のおひたし、日本キノコの焼き物、菊の稲荷ずしの三品です。菊菜の白和えにするか悩んだのですが、シンプルにお浸しを。焼き物には、しめじ、エノキ、シイタケ、きくらげを包み焼きにしたものに大根おろしとポン酢であっさりと。菊の寿司は探しても食用菊が見つからず、乾燥された菊の花をすし酢で戻してつくってみました。

第二の皿。

変更は、当初サツマイモのきんつばを作ろうとサツマイモを買いに行ったら、なんと、最寄りの小さな中華食材やさんに並ぶのは、紫芋。嬉しくなって中が白いのと両方購入して帰ってきました。先日の大阪あん庵の先生方に教えてもらった2層の羊羹の作り方なども復習したかったので、こんな形に。ここまでうまくできるとおもわなかったので、きんつばの皮で包んでしまわずに、そのままということにしました。あとは、柿大福、みたらし団子、亥のこ餅。みたらし団子も私自身の復習のつもりでやってみました。

第三の皿。

栗きんとんと菊の練りきりです。
はじめ、はさみ菊を作ろうかと思ったのですが、25個最低作らなくてはならないので、経験値0の私には、無理でした。






菊の色が少し違うのは、丁度カフェの前で満開だったいろいろな色のスプレーギクをモチーフにしてみたから。















で、全部並べてみると、こんな感じでした。
一つ、試しに生まれて初めて作ったはさみ菊が混ざってますが…💦


菊が好きな私としては、とっても楽しいお茶会となりました。
さて、次は何をお題にして和のアフタヌーンティーをしようかしら?
次の和のアフタヌーンティーは1月下旬か2月上旬を予定しております。

~写真提供は、ちかこちゃんでした。いつもありがとうございます!~
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12月31日カフェでの引き渡しの「お一人様用ナンチャッテお節」の予約の受付をしております。後数個予約数に余裕がるので、欲しい方はなるべく早めに申し込みください。

1セット£18.00(写真のように貸出ようのミニお重に入れますと、£25で、お重を返してもらえると£5.00お返しします。)

お引き渡しは、12月31日の12時頃から5時の間にカフェで行います。また、年越しそばもお出ししています。(予約不要;時間によっては席が込み合うことがあります。すみません。)
ご予約お待ちしています。





2018年11月7日水曜日

和のあふたぬーんてぃー「菊」

11月16日金曜日に秋のあふたぬーんてぃーを開催します。
全て植物を原材料とした、ヴィーガン対応のメニューとなっています。












お品書き(予定)です。

一の皿
大根のお吸い物
菊菜のお浸し
しめじの焼き物
菊のちらし寿司

二の皿
柿大福
芋ようかんのきんつば
亥の子餅
みたらし団子

三の皿
菊(練り切り)
栗金団(茶巾絞り)

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予定は未定なので、材料など入手の関係で変更となる場合もあります。

朝の部
10時より11時半まで
夕の部
16時より17時半まで
晩の部
18時半より20時まで

各部定員は8名様まで。
ワンドリンク付き、お一人様£12.00です。
なお、申し訳ありませんが、席に限りがあるため、お子様も同席の場合はお一人様の扱いとなります。

ご予約お待ちしております。



11月の和菓子とイベント

えー、長らくお待たせしました。
まだ本調子ではありませんが、何とか復活しました。
夏時間から冬時間に変わる時って、いつもなぜか体調を崩します。
いつまでたってもなれない習慣です。

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11月の和菓子

栗大福 1個£1.80
ほぼ毎週くりの皮むきをしております。しかも1キロ…。
老眼が入ってきているので、かなりつらくなってきています。
しかし、美味しい栗のため、私は頑張るのです。
ごろっと、くりの甘煮が入ってます。餡子はつぶあんです。

栗まんじゅう 1個£1.80
これも、栗の皮むきの原因です。
くりがたっぷり入りすぎてます。
バターを練りこんだお饅頭の生地は、コーヒーに合います。あ、もちろんお茶も…どちらかというとほうじ茶の方が合いますかね。
牛乳、小麦粉、卵を含んでいます。

亥の子もち 1個£1.50

こしあんをつぶあんを混ぜ込んだ柔らかい求肥で包み、黄な粉をまぶしたら、焼きごてでうり坊の模様を付けます。
11月中旬より販売します。
大豆を使用しています。




カボチャきんつば 1個£1.50
今年は、なまやさいさんのカボチャが不作だったらしく、十分なカボチャが確保できていません。もう少々お待ちください。
11月半ばごろから販売できるかなー…。
小麦粉を含みます。

みたらし団子 1本£1.50

葉っぱの色が赤や黄色に変わってくると、何か暖かいものが恋しくなります。
あん庵のみたらし団子はご注文を受けてから温めますので、お時間を少しいただきます。
お食事の後に召し上がられる場合は、お食事と一緒にご注文ください。

どら焼き 各£1.50
こしあん、つぶあん、抹茶あんあります。
卵、小麦粉、蜂蜜を含みます。

大福 各£1.00
こしあん、つぶあんあります。

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11月のイベント

11月8日木曜日のお好み焼ナイトカフェは、研修のためキャンセルとなります。ご迷惑をおかけします。
11月15日(木)18:30~21:00お好み焼ナイトカフェ
        鉄板をご利用の場合は、前もってご予約下さい。
11月16日(金)和のアフタヌーンティー
        10:00~11:30
        16:00~17:30
        18:00~19:30 の、3部構成です。
        詳細は次のニュースレターにて。
11月22日(木)18:30~21:00お好み焼きナイトカフェ
        鉄板をご利用の場合は、前もってご予約下さい。
11月29日(木)18:30~21:00お好み焼ナイトカフェ
        カフェの常連さんである、Hudson TaylorのライブがBrighton The Hauntにてあります。なので、予約がなければ、そっちの方へ行ってしまうかも…。

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今年も、「お一人さまナンチャッテお節」の予約を承っております。
ご注文は30セットで締め切らせていただきますので、お早めにお願いします。

お値段£18で、ミニお重入りは£25(返却していただくと£5お返しいたします。)
また、お持ちのお弁当箱やお重(25㎝x25㎝でしたら、一段ですべてが収まります。)を12月15日までにカフェにお渡しいただけると、そちらにお詰めさせていただきます。

黒豆、紅白なます、酢レンコン、栗きんとん、お煮しめ、伊達巻、塩サケなど、縁起のいいお節の定番が二口サイズずつ詰め込まれています。12月31日午後にカフェまで取りに来てください。当日、カフェでは和菓子のほか、年越しそばも販売しています(Eat-inもしくはTake-away) 

あん庵と一緒に、大みそかを楽しみましょう。

2018年11月2日金曜日

11月の和菓子とイベント…の前書き?

…ですが、オーナーただいま冬時間に変わった時差ボケ?で大風邪ひきました。
ハロウィン当日はマスクをしててもさほど不審に思われていなかったのですが、それも終わると結構じろじろ見られます。日本人なんで、マスクをすると楽なのです💦
現在、療養中ベッドの中でニュースレターを書いているので、もう少々お待ちください。



今、予定していることは…
11月8日のお好み焼ナイトはロンドンでの勉強会に出席するので、キャンセルとなります。すみません。

11月3週目の金曜日に和のアフタヌーンティーを予定します。テーマは「菊」と、言ったところでしょうか。店先の菊、それまで持つかなぁ…

あと、今年も年末はやってくるわけで…またお一人様用ナンチャッテお節の注文を承ります。
受け付けは30セットで締め切らせていただきますので、お早めにお願いします。お値段£18で、ミニお重入りは£25(返却していただくと£5お返しいたします。)また、お弁当箱やお重(25㎝x25㎝でしたら、一段ですべてが収まります。)を12月15日までにカフェにお渡しいただけると、そちらにお詰めさせていただきます。

詳しくは、数日後発行されるニュースレターにて。
とりあえず、来週から元気に働けるよう、養生します。

2018年10月18日木曜日

大阪のあん庵さま、大変失礼いたしました!

翌朝、起きて朝ごはん。
皆さんが起きてきてハッと気づく。

がーん、朝ごはんの買物も忘れてた…。

イギリスといえば、Full English Breakfast.
しかし、買い物を忘れていた私は、トーストすらも足りない状態で…。
とりあえず、形になるように家にあるだけのシリアルの箱を並べてみて、フルーツバスケットを作り、コーヒー&紅茶、トーストに付けるバター(マーガリンも容器の底に残っているぐらい…。)とジャムなどを用意してみた。が、やっぱり寂しかったので、少しはコンティネンタル・ブレックファーストの雰囲気が出るかと、ハムとチーズ、そしてレタスをテーブルに並べてみる。

あまりのおおざっぱさに、女将さんの失笑を買う。

昨晩、さらっと、
「あ、今回持ってきた道具や材料は全部置いてきますから。」
と、師匠のものすごい太っ腹な発言のショックから復活できていない私の脳みそは、やっぱり朝ごはん時でも全くの使い物にならず、その場で気を利かせるなんて芸当がとてもできる状態でなかったのです。(言い訳)

朝から元気のいい師匠と女将はさっさと朝ごはんを食べてしまうと、近所の16世紀に建てられた村の教会まで散歩に出かけて行かれた。そして、皆さんが朝ごはんを食べ終わるころに、ブライトンの駅までお送りする時間に。

9時半ブライトン発の電車に乗り、ロンドンビクトリアで昨日講習会に来てくれていたときえさんに案内役をバトンタッチするため…が、ラッシュ時間に車を運転し慣れていない私はやっぱり時間に遅れ、皆さんは一本遅い9時48分発の特急列車を使ってビクトリア駅へ行くことになりました。特急列車なら、9時半発の電車に追いつくんじゃないか、なんて考えながら。イギリスじゃ、そんなことありません。しっかり途中で前の電車が出るまで待っています。

皆さんとお別れをした後、ときえさんと電話で何時にビクトリアにつくのかなどの詳細を話し、私はそのままブライトンのあん庵カフェへ。もちろん、お仕事です。

**********

そんなこんなで忙しい一日が終わり、家に帰って主人がボソッと一言。
「ダブルのソファーベッド、たたんであるけど、まさか、使わんかったんか?」
と。

は?
いやいや、私が皆さんを連れて帰ってくる3時までにベッドを作っといてって、頼まへんかったっけ?

「確認しなかったんか?」
と、しれっという主人。

血の気がさーーーーーーーっと引くとは、この感覚かぁ、と思いながら、前の晩に「この布団のカバー、乾いたら下のダブルベッドの布団にかけといてなー。」といって、洗濯して物干しにかけたままの布団カバーを見る。

ちょ、ちょっと待ってぇな。
次の瞬間、首から上にどんどん血が上って、ショックで顔が沸騰してくる。

も、もしかして、師匠、床でねた?

 あの、プレゼントの山の末の何たる鬼のような仕打ち。

「いやぁ、イギリスの家にホームスティさせてもらえる、貴重な体験したよ。」
という、師匠の言葉はこのことを含んでいたのかーーーー!
うぉぉぉぉぉぉぉ。     
   orz
何たる失態。
できる事なら、月曜日の朝5時に時間を戻してもう一度やり直したい気分でいっぱいである。気づいてすぐに師匠に謝罪のメッセージを送ると、
「おもてなし、いっぱいしてもらったから、本当にありがとう。イギリス風がよかったよ。」
とのお返事が。いや、イギリス風でも、普通はもっとベッドはちゃんとしてます。本当に申し訳ない。師匠、良い人すぎます。女将さんも、辛抱強すぎます。

言い訳をさせてもらうなら、講習会で日本の雰囲気を出して皆さんが座れるように、土日に突貫工事で小上がりを作っていたから。思ったより時間がかかって、日曜日の夜9時頃までトンカンやっていました。いや、そのトンカンやっていた部屋が、師匠ご夫婦が泊まってもらった部屋で、朝にヒースローに向かう時はまだ木材やら木くずやらが床に転がっており、ベッドが開けない状態だったもので…。
すべて、うちの主人の責任です。(開き直って責任転換)

今さっき、師匠からご自宅に到着したというメッセージを受け取りました。
次は、リベンジで絶対にベッドを確認してからお迎えします。なので、これに懲りずにまた来てください。次は、お約束のハイソなマナーハウス又はお城でハイティーごちそうします。いえ、させて下さいぃぃぃ。

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大阪のあん庵さんのサイトです。
お近くに行く際は、
私の代わりに必ずお師匠と女将さんに礼を尽くしてから、
和菓子をお求めください。

自家製あんで作る、ローカルな食材をたくさんん使った美味しい和菓子のお店です。
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  • 和菓子工房あん庵本店
  • 大阪府羽曳野市羽曳が丘西1-4-53
  • 営業時間: 9:00~18:00
  • 定休日: 水曜日
  • tel: 072-950-1122

  • 和菓子工房あん庵富田林喜志店
  • 大阪府富田林市喜志町3-10-5
  • 店舗営業時間: 9:30~19:00
  • カフェ営業時間: 10:00~19:00(L.o.18:00)
  • 定休日: 水曜日
  • ※水曜が祝祭日やイベント日と重なる場合は営業
  • tel: 0721-25-1102



大阪のあん庵さま、勉強になります!

カフェから車を飛ばすこと20分、自宅に到着。荷解きをしてもらい、少しばかりリラックスしてもらうため、2つの客室にご案内。一つは大きなダブルのソファーベッドがある部屋と、もう一つはシングルと折り畳みのシングルベッドのあるツインの部屋。

米粉、餅粉、餡子、練り切り餡、砂糖、醤油にみりん、寒天、鍋、三角棒に木型、そして絹の茶巾などなど…出てくる出てくる…。本当に何から何まで日本から持ってきてくださったのです。

会場はいつも私が和菓子を作るのに使う二階の台所でなく、一階のオープンの広い台所。なので、道具はいちいち二階から持ってこなくてはいけないような、手際の悪いスタートとなってしまいました。

が、ボチボチ生徒さんがそろうと、ビシッと作務衣に着替えて師匠と皆様が参上。か、かっこいい💛









生徒の皆さんは、普段からお菓子や和菓子を作ったりしている人たちだったので、少しぐらいの専門用語ならわかるはず…。と思ったら、やっぱり過去の経験などを踏まえた質問を中心にどがどんどん出てきました。学ぶ方も熱心なら、教えてくださる師匠と女将さんも真剣に何事もきちんと質問に答えてくれました。私も横から生徒としてたくさん学ばせてもらいました。

まずは、みたらし団子から。





 

ただ団子粉をこねて蒸した団子をくしに刺してたれをかけただけ、なんて大間違い!一つ一つの手順に愛と手間がこもってます。団子粉の配合から、火の入れ方。今回はあまりイギリスの一般家庭では蒸し器がないということで、電子レンジで作る団子の作り方を教えてもらいました。丸めるとつやつやの美しい真っ白な団子がたくさんできました。
たれを作るのも、昆布茶の昆布からだしをとったり、特選のお醤油を使ったり、みりんを使ったり、みりんのアルコールを飛ばすのも、とろみをつけるのも、何から何まで細やかな気の使いようは、本当に私が学ばなければならないことだらけ。

そして、時間も押してきたので、お団子に焼き目を付けてもらっている間に上生菓子で三色の練りきりで作る茶巾絞りの「紅葉」と三角棒の使い方の応用ができる「桜」の作り方を教えてもらいました。





ここでも、本当に細やかな気配り、小さなこともしっかり気を付けて、練り切り餡を使った基本的な細工方法を教えてもらいました。

おっと、いきなり練り切り餡に目がない娘が乱入。「桜」を一緒に作ったら、なかなかのでき…と言っている間に口の中へ…。「おいしー💛」と、ローティーンの娘はまだまだ花より団子だったようで💦

そして、最後にお茶を飲みながら歓談。作ったお菓子を食べたりお持ち帰り用に包んでいると、大きな練り切り餡と細工用のはさみを取り出した師匠が、ピンクの練り切り餡に包んだあん玉を逆さまにしたビンの底に張り付けた。


こ、これはまさしく、和菓子技能検定一級の技! 
あれよ、あれよ、とどんどん進み、あっという間に大輪の菊が咲きました!
もう、目の前で真ん丸だったものがこんなにも美しくなる、魔法のようです。

この大輪の菊、食べるのがもったいないので、現在冷凍庫の中です。次、カフェでイベントがある時に皆さんにふるまおうと思うので、お楽しみにー。

まだまだみんなたくさんお話はしたかったのですが、時間も遅くなっていたので、講習会はお開きになりました。

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が、この機会をのがしてなるものか、と私。
そのあと、2,3私がずっとトライしてうまくいかなかった和菓子などの講習を、眠い目をこすっている師匠と工場長のけいこさんに無理言って続けてもらい、なんと、気が付けば夜の9時。

やばい、晩御飯を全く考えてなかった!
出前を取るか、近場のパブに行くか…。しかし、月曜の夜、ほとんどのパブのご飯は9時で終わってしまうし…。と、いうわけで、無理やりローストを夜遅くまで出しているパブに連れて行ったのでした。

空を見上げると満点の星空。まー、田舎なので、星がよく見える。師匠と工場長はカメラを持って大興奮。どうも、緯度が高い関係で、日本と星座の見える角度が違っているそうな。(23年住んでいてまったく気づかなかった。幼少のころは、明石の天文科学館でプラネタリウムに度々通っていたというのに💦)

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帰宅し、皆さんがそれぞれの部屋へお休みに入ると、知恵熱が出そうなぐらい脳みそがつかれていた私も早々に寝床に入るのでした。

…その時はまだ、脳みその血が沸騰するぐらい恥ずかしい失敗をしてしまったことに、まだ私は気づかないで…。
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大阪のあん庵さんのサイトです。
自家製あんで作る、ローカルな食材をたくさん使った美味しい和菓子のお店です。
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  • 和菓子工房あん庵本店
  • 大阪府羽曳野市羽曳が丘西1-4-53
  • 営業時間: 9:00~18:00
  • 定休日: 水曜日
  • tel: 072-950-1122

  • 和菓子工房あん庵富田林喜志店
  • 大阪府富田林市喜志町3-10-5
  • 店舗営業時間: 9:30~19:00
  • カフェ営業時間: 10:00~19:00(L.o.18:00)
  • 定休日: 水曜日
  • ※水曜が祝祭日やイベント日と重なる場合は営業
  • tel: 0721-25-1102








2018年10月17日水曜日

大阪のあん庵さま、ぶらいとんあん庵へようこそー!


大阪のあん庵さんから連絡をいただいたのが、3,4年前。
大阪のあん庵さんに訪問したのが、2年半前。
そしてとうとう…
大阪のあん庵さんが
ブライトンのあん庵に来てくださいましたー!

しかも、ありがたいことに、ワークショップをしてみたいとの申し出をいただき、私ともども、あん庵で手伝ってくれているスタッフと月曜日の夕方という不便な時間帯にもかかわらず来てくださる数人の方々に声をかけさせていただき、9人の小さなグループで和菓子教室を開いてもらこととなりました。

場所と時間の関係で、もっとたくさんの人に経験してもらいたかったのですが、以前あん庵の和菓子教室を2回とも受けてくださった方々、ケーキ作りやお菓子作りに興味があり力を入れている人たちに声をかけさせてもらいました。しかも、声をかけさせてもらったのが、いろいろ計画が本格化した2週間前だっとという…。かなりのドタバタでの生徒募集でした。今回、声がかけられなかった方、すみません。次回必ず!

**************

15日月曜日の朝、ヒースロー空港にお迎えに上がりました。6時半の到着ということで、8時に着けば大丈夫、と思ったら、思いのほか入国審査がスムーズに進んだらしく、お待たせしてしまうことに。

お迎えしたメンバーは、和菓子の師匠兼店主の松田さん、マネージャーで松田さんの奥さんのみほさん、そして松田さんの右腕でお知り合いのきっかけになってくださったけいこさん、そして、あん庵2号店のべーカリー専門のあけみさんの4人です。

日頃の行いがいいからなのか、ラッシュ時間にも関わらず、2時間足らずでブライトン入りすることができました。
あいにく、空はどんより曇っており、とりあえず、ブライトンの町並みを見てもらおうと、レーンなどを練り歩きました。
時は月曜日の朝、ブライトンが一番静かな時間です。人通りもなく、街は週末に切れたストックを充たすための配達トラックだらけ。ブライトン人の自由奔放さがなかなか現れない情景に少し焦りを感じる私。

ブライトンで見せたかったものその一。
ブライトンのアートで賑やかなノース&サウスレーンの街並み。時間的に失敗に終わりました。😢でも、アート感は感じてもらえたはず…。

ブライトンで見せたかったものその二。
ベジタリアンとビーガンの需要。てんぱってて、詳しく紹介できませんでした。😢

ブライトンで見せたかったものその三。
外国かぶれ、いや、海外の物も寛容に受け入れるあまりイギリスらしくないブライトンさ。これは、ロイヤル・パビリオンでしっかり印象付けられたはず。(中に入る時間はありませんでしたが。)しかし、そのすぐ横の美術館とカフェが月曜閉館で、紹介すらできなかった。😢
そのまま歩いて、地元の人たちに人気の「Mock Turtle」へ。お茶とケーキをたべながら、窓にしっかり「Vegan」のサインに目が行く。おおお、とりあえず、「その二」は✔…?

ブライトンで見せたかったものその四。
海岸やピア(桟橋)からの大西洋とそれを見ながら食べるフィッシュアンドチップス。
丁度、ピアを歩いているうちに雲が晴れてきて、ものすごく強い日差しが差してきました。ブライトンのカモメ飛び交う青空の下、イギリスの一日の気温の変化を体験してもらえたので、これはラッキー。いえ、皆さんの日頃の行いがいいので、神様がボーナスをくれたのです。👌


ブライトンで見せたかったものその五。
あん庵ブライトンの店。
閉店間際に間に合い、何とか常連のヒューとともに写真撮影。
店とお客様の近さの雰囲気は味わってもらえたかも…。

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ここで使わせてもらった写真はすべて、あん庵の方々の写真。彼らは写真もプロ並みで、そこここで高そうな数台のカメラやレンズをほっぽり出して被写体を追っかけるので、たまにひやひやさせてもらいました。素敵なあん庵の写真もたくさんとってもらえました。
写真が苦手な私はカメラを持たないどころか、携帯すらも車に忘れてしまってましたので、本当に感謝の気持ちばっかりです💦

そして、ワークショップ会場の我が家へ向かいます。





2018年10月3日水曜日

10月の和菓子とイベント

イギリス南部はお天気が続いていますが、陽の光はすっかり秋です。
が、少々残念なのが、気温の上下が激しかったばかりに、紅葉があまりうまくいっていないような気が…。桜の葉っぱ、普段はちゃんと赤くなって、茶色になって、落ちるのですが、今年は、緑のまま周りが枯れたようになり落ちていっています。

しかも、ショックなことに、近所の栗の木、気づかないうちに全部栗が落ちてなくなっていたじゃないですか!がーん。

なんか、前途多難な秋です。

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10月の和菓子

うさぎ饅頭 1個£1.50

今年の十三夜は10月21日です。十五夜を見た人、片見月とならないように、この日も空を仰いでください。うさぎ饅頭はこの日まで店頭に置く予定です。小麦粉、グルテンを含みます。








みたらし団子 1本£1.50
引き続き、人気のみたらし団子、置いてあります。お買い上げの際、10分ほど蒸す時間をいただきます。たれに小麦粉、グルテンを含む醤油を使っています





黄身時雨 1個£1.50
長雨の後のからりと晴れた青空の下、乾いた地面にできるひび割れを表す和菓子です。
卵黄を使っています







三色団子 1本£1.50

どら焼き こしあん、つぶあん、抹茶あん、各£1.50

大福 こしあん、つぶあん、各£1.00

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10月のイベント

今月はいたって静かです。
4日(木)お好み焼き&ナイトカフェ
     お好み焼き用の鉄板はテーブルを予約してください。
11日(木)お好み焼き&ナイトカフェ
     お好み焼き用の鉄板はテーブルを予約してください。
18日(木)お好み焼き&ナイトカフェ
     お好み焼き用の鉄板はテーブルを予約してください。

22日(月)より26日(金)は、ハーフタームのため、臨時休業する場合があります。こちらで事前にお知らせしますので、ご了承ください。
 
29日(月)~11月2日(金)ハロウィーン&Day of the dead 特別メニュー、あります。

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日本人の秋の味覚として、キノコがあります。
キノコのカレーなど、期間限定のメニューが出ますので、店頭のブラックボードを見てくださいね。


2018年9月19日水曜日

エコなテイクアウト 試行錯誤。(長文です)

今年5月の終わりごろ、お持ち帰りの際、容器を持参してもらえるようポイントカードを発行してきました。プラスチックの使用を減らすために、あん庵ができることから始めようと。プラスチックに代わる、エコなテイクアウト様の容器を見つけるために、いろいろ調べてきました。



三歩進んで二歩下がる。
バッガス(Bagasse)という材料で作られた容器を先週から使い始めました。
プラスチックの容器に代わるものが見つかったと思って、使い始めたのですが…。

Bagasseというのは、サトウキビを絞った後の搾りかすからの繊維とその繊維からできたセルロースというものを混ぜて作った容器です。お砂糖をたくさん使う和菓子屋としては、これ以上にぴったりな資源はなかろうと、嬉々として調べ始めました。コンポストで分解され、自然に返ることができます。容器として、電子レンジに使うこともできます。購入する際に、カレーやヌードルに使うことができるとの事で、購入しました。

が、まず、問題が、液漏れがすること。ぴったりとふたが閉まっていれば、水も漏らさないのだけれど、カレーやヌードルを詰めると、その重量で箱がゆがみます。ふたがぴたりと閉まらなくなるのです。解決策として、輪ゴムを使ってふたを閉めたのですが、やっぱり液漏れは防げないのです。

そして、蒸気を通します。中のものが蒸気でべちゃっとならないと聞こえはいいのですが、反対に言えば、中のものが乾くのです。米が箱の側面にくっついてしまうこととなり、お米一つぶまで食べてほしいのに、あまり食べやすくないという難点が発覚しました。

と、いうことで、このバッガスでできた容器、サイドメニューのエビフライや餃子を入れるのに使い続けますが、残念ながらカレーやランチメニューは元のプラスチック容器を使うこととなります。一時的にね。また、負けずに新しいエコな容器を探し続けます。それまで、申し訳ないですが、またご協力お願いします。

容器を持参してもらえると、プラスチックの使用を減らすとともに、あつめて飲み物やお食事が無料になるポイントカードにポイントが溜まっていきます。ただし、容器は持参されたそのままで食べ物を詰めさせてもらうので、きれいに洗ってからご持参ください。

PET…一応は一番リサイクルされているはずのプラスチックなんだけど…
されてませんねぇ。
実際に、回収はかなりされてはいるみたいなのですが、回収されてからなかなかリサイクルされていないので、疑問は残ります。
まず、一昔前は、PETを同じ食べ物に使えるほどのグレードにリサイクルするのは難しくお金もかかるということで、回収後は主にフリースなどの洋服のリサイクル原材料として使われていました。が、今じゃそのフリースに使われる繊維もマイクロプラスチックとして、食物連鎖の中に紛れ、人間が消費する食べ物の中にも潜んでいるという事が発表され、避けるべきだという声が上がり始めています。

あん庵は前々からセルロースでできたフィルムで和菓子を包んだり、ワックスペーパーで冷凍保存をしたりしてきました。どちらも虫や微生物によって、早いと12週間で水と二酸化炭素に分解されます。しかも、コンポストに入れない限り、リサイクルだってできるそうです。(ただし、いつものプラスチックの問題として分別が難しい。)

今回、このセルロース等のバイオプラスチックからできた100mlの容器やストローを購入しました。こちらも、12週間で分解されるそうです。

スムージーの容器は、バイオプラスチック製の物が見つからなかったので、rPET(リサイクルされたPET)を使っています。これも、容器を持参してもらえると、コーヒーや抹茶ラテと同じで、ポイントカードにスタンプ押します。容器は口の広いもので、9オンス、270ml入る容器をご用意ください。

えーっと、在庫はどうなった?
さて、今回あれよあれよといううちに、プラスチック全面否定の改革が起きたわけですが、あっという間に大手のコーヒーショップやパブでプラスチックのストローから紙のストローに取って変わりました。宣伝効果、絶大ですよ。特に環境問題に敏感なブライトンの人たちなので、紙のストローが置いてあると、「ここは環境問題にいち早く取り組んでいるカフェだ!」と、思うわけなのです。

そこで、疑問に思ったのが、そんな大手なら、一か月やそこらでなくなってしまう在庫しかないはずはない。じゃ、その紙ストローにとってかわられてしまったプラスチックのストローはどこへ行ってしまったのか。

おそらく業者に返品されたのでは?いや、業者は大量のプラスチック製のストローを理由もなく返品として受け付けるのか?そして、行き場のなくなったストローはどうなるのか?

次々に疑問が湧き出てきます。
そして、怖い考えに行きつきます。

「一回しか使用されないプラスチックをまず減らそうと、生まれた紙ストロー。代わりにすでに在庫として購入されていたプラスチックストローは、一度も使用されずに捨てられるのか?」

一度作ってしまったものは、後戻りができないのが石油由来のプラスチック。
あん庵にもまだ、在庫が残っています。
回収して捨てる、のではなく、例えば燃やして発電に使うとかしている業者がいたら、教えてください。微々たるものですが、私の持っているすべてのプラスチックストローを送ります。

それでなければ、他の使い方でどうにか在庫のストローを使い切る方法を考えます。
結果は後日…。
元グラフィックデザイナーの血が騒ぐ!
こうご期待です。

なので、やっぱりマイ弁当箱に、マイタンブラーそしてマイストローなどなど、持ってきていただけるととっても嬉しく思います。引き続き、ご協力お願いします!







2018年9月13日木曜日

和のアフタヌーンティー

「芋名月」和のアフタヌーンティー



9月24日は十五夜です。少し早いですが、皆さんとお祝いしたく思います。
芋名月というのは、十五夜の別名で、旧暦8月15日の満月に今年収穫された芋や豆をお供えして祝うものです。

時:9月21日金曜日
  朝の部 10:00~11:30 am
  昼の部 4:00~5:30 pm
  晩の部 6:30~8:00 pm

全て植物からできた材料で作ります。
一の皿は精進料理、二の皿はお腹にたまる和菓子、三の皿は上生菓子の構成です。

一部小麦粉を使います。小麦粉、グルテン、長芋など、他にもアレルギーのある方は予約の時にご提示ください。

値段:一人£12 (コーヒー、紅茶または日本茶つきます。)

予約は、info@an-an.co.ukで、予約の名前、人数、携帯番号、アレルギーの有無をお知らせください。

皆様にお会いできること、楽しみにしております。

2018年9月9日日曜日

LagoonFes、行ってきました。

昨日、日本関連でないイベントで久しぶりに和菓子を売ってきました。

まず、来てくださった皆様、ありがとおおおー💛楽しかったっす。

カレーや焼きそばを売らせてもらおうと思っていたのだけど、申し込みが遅くて、ホットフード枠は閉め切っていると言われ、急遽、和菓子を売ることに。

会場のHove Lagoonは、カフェから南東に歩いて10分の超地元。そして、かの有名なDJ Norman Cook aka Fatboy Slimの経営するThe Big Beach Cafeがあるので、彼がこのフェスティバルの中心人物に。ま、運営は丸っとFriends of Hove Lagoonというボランティア団体でされていたのだけれど。Normanにちょっと会えたらいいなぁ、とよこしまな気持ちもなきにしもあらず。

はじめはパラパラ雨が降って、突風でガジボが飛ばされたりしたけど、何とか和菓子も順調に売れました。とにかく、彼のカフェに敬意を表して、食べものやさんを極力入れなかったみたいなのだけど、2,3件あった食べ物の屋台では最終的に集まった6000人の胃袋を満たすには足らず、皆さん食べるものを探していたようでした。中にはあん庵の看板を見て、「今日、チキンカツと寿司はないのー?」の言葉も…。

11時より少し遅く、彼の開会の言葉があり、その後は、ヨットレースあり、ドッグショーあり、子供たちも楽しめるたくさんの出し物もありで、とっても盛り上がりました。そして、日本食好きのNormanに何とか「こんなに近所に日本食堂あるんやで!」と、いうことをいうチャンスだと、和菓子を包んで、うろうろするも、彼の姿は無し。

そろそろお客さんがひいてきたなと思った3時ごろ、お手伝いをしていたななえちゃんの電話に彼女の友人から「Normanがカフェの前でDJしてるよ!」との知らせが入った。そこに、日本語学校に娘を連れて行っていた旦那が合流したので、これ幸いとエプロンとお店を預け何とか残していた和菓子を箱に詰め、彼のカフェの前の会場へ。

いや、確か、ステージのプログラムでは…

15.00 - 16.00 Raffle
16.00 - CLOSE


に、なっていたはずなんだけど、3時からずっと5時ぐらいまでFatboy Slim on Stageでした。(笑)
いやぁ、盛り上がってましたね。いきなり予想しなかったミュージックフェス状態です。全部無料!
たまに小さな彼のミニキャンパーJDブースから顔をのぞかせて、観客と話したりしている。なんてボーナス!

…が、私は屋台の片づけをしなくてはならなかったので、4時ごろ休日出勤して働いてくれていたななえちゃんと和菓子をミュージックフェス現場に残して、せっせとLagoonの反対側にある持ち場に戻って片づけを始めました。

で、終わったころにななえちゃんから、写真付きのメールが届きました。



「彼に和菓子の説明をしてきました。また、カフェに来てくれるって!」


ああああああ、この、大切なチャンスを逃してしまったぁ、なんてこった!( ;_;)

彼の言葉を信じて、カフェに来てくれる日を待ちます。

そして、最後に運営委員の人たちに「来年は絶対に食べ物を出してね。日が決まったら一番に連絡するから!私たちも、あなたを応援するわー!」と、言われました。

なので、来年はカツカレーを出させてもらえることになりそうです。( ´∀` ) 微妙やな。

くやしいので、彼と私のツーショット。