前回からの続きです。
「1000本、やってみます」
とは言ったものの、ふと冷凍庫を見ると、昨年の初夏に最後の収穫としてもらったヨモギを凍らせていたのが底をついていた。いや、ヨモギがない場合、一番最初に串に刺されなくてはならない緑をどうするか、めちゃくちゃ考えました。
とりあえず、まずは、毎年ヨモギを仕入れさせてくれるルイスの無農薬日本野菜農家のなまやさいさんに問い合わせてみる。
なまやさいさん「いやー、今年の春は天気が上がらずに、まだ収穫できる段階じゃないね。来週末あたりにもう一度様子見て知らせますよ。」
と、その時点で3月終わり。で、たまたまお店でお茶をしに来た友人が「明日から日本やで」というではないですか!オンラインで日本の卸店から購入するから、こっちに持って帰ってきて!!!と、懇願する。快く承諾を得ても、彼の帰国の日は4月半ば。
とにかく、手に入ればすぐに始められるので、悶々と待つことに。
何度か晴れの日が続き、なまやさいさんから「収穫できます」の知らせが来たのが友人が日本から帰ってくる3日前。実際に手に入れたのは、友人からのヨモギは4月16日、なまやさいさんのヨモギは4月18日。おかげで、山盛りざっと3000本ぐらい作れる量のヨモギが手に入ってしまいました(笑)。
まずは、ヨモギを洗って柔らかい葉っぱだけを使っいます。あく抜きしたら、フープロでペーストにし、一回分ごとに丸めてヨモギ玉を作ります。来年の春まで和菓子を作るのに使います。写真の分量の3倍のヨモギ玉を作りました。
それが終わったら、いよいよ団子作りです。
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ここでちょっと蘊蓄(うんちく)。
パステルカラーの三色団子は、イギリスでもとても人気があります。
下から緑、白、ピンクの順に串にさしていきます。
別名花見団子としても、人気があります。
一番下の緑は芽吹きの地面、白は残雪、ピンクは梅や桜の花を表しています。
もう一つの説は、ピンク(赤)と白は縁起が良く、緑は邪気払い(使われるヨモギも昔から薬草として使われてきました)。
またまたもう一つの説は、緑は深緑の夏、白は冬、ピンクは春を表し、秋がないのは、「飽きがない」からだ、という言葉遊びの色だともいわれています。
ちなみに、ピンクの色は植物由来の色素なので、ベジタリアンの人にもプラントベースの人にも安心して召し上がっていただけます。
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業務用餅つき機がないあん庵は、米粉と砂糖を混ぜて蒸すところから始まります。蒸してはこねて、蒸してはこねての力作業。毎朝一度に1キロの団子生地を3色分作り、3x50個の団子を作ります。日本では、ほとんどの和菓子屋さんで使われている電動の団子マシーン。そんな贅沢なもの、あん庵にはありません。
何を使うかというと、
じゃーん。
できた団子たちをカフェに持っていき、毎日お手伝いの子たちが一本一本丁寧に串にさしていき、口をケガしないようにとがった先を切り落としていきます。
そんなわけで、ただ今、冷凍庫には650本の三色団子がずらー――――り。
今週中に250本、来週中に100本作れば、目標達成!
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あん庵の三色団子🍡
原材料;うるち米粉、餅粉、甜菜糖、くず粉、タピオカ粉、ヨモギ、赤色色素(red beets)
梱包材は、すべて家庭のコンポストで分解できるものを使っています。けれど、しっかりしている竹串は分解になり時間がかかるので、何かに再利用してもらえると幸いです。
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どなたでも歓迎です。
日本からトイレを持ってきたいと切望する人も多いのではないでしょうか?
設置する制限もあったりして、こちらではあきらめていた人も多いのではないでしょうか?
気軽に専門家に尋ねる機会です。ぜひ、ご来店くださいね。
お団子やお茶で職人さん達の手で作られた今だけ限定の日本庭園を味わって下さい。💓
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