2016年11月27日日曜日

バーミンガム出張報告(Good Food Show 1日目)

そうですよ、これ、出張ですよ。ビジネス旅行ですよ。

誰ですか、遊びに行っているという人は!!!

かなりハードな日程で勤めております。そんなわけで、中間レポートです。

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24日(木)
いつものように、夜カフェを開けるが、全くお好み焼きの注文がないまま終わる。
8時に片づけを始め、9時前にカフェを出て予定より一本前の電車に乗ることができた。

25日(金)

0時半の夜行バスに乗るため、ビクトリアコーチステーションで夜食を食べながら待つ。
ちなみに夜食は、卵とスモークサーモンのサラダと小エビのサラダである。

0時30分にバスが発車。
3時50分頃バーミンガム中央バスステーションに到着。
4時30分バーミンガム中央バスステーションを出て、5時少し前にバーミンガム空港に着く。

Cafe Neroで、チャイラテを頼み、携帯電話の充電をしながらゆっくりさせてもらう。
7時半を過ぎたので、もしやすでにチェックアウトした部屋で休憩できるんじゃないかと淡い期待を胸に、空港の目の前(マジで目の前。一車線の道路を隔てるとそこ。)にある、Novotelにチェックインしに行く。

期待もむなしく、「チェックインは2時以降ねー」と言われ、スーツケースは快く預かってくれたので、身軽になるや否や、空港から出るシャトルに乗って、NECへ。

でかいと聞いていたけれど、NECのでかさはハンパではない。
Welcome to NEC
の文字をくぐってから、15分間の歩きと動く歩道で到着。

BBC The Good Food Showの看板が並び、前に警備らしい、黒スーツを着た強面のおっちゃんたちがとうせんぼしている。

ん?この気分はなんか25年前に味わっていたあれじゃないですか?
コミケ。

会場1時間前だったので、まだ誰も周りにいず、並ぶのもあほらしかったので、すぐ近くにあったスタバでJamesに渡すお手紙を書きながら、お茶をしばく。やっと9時15分前ぐらいに人だかりが現れ、Showのパンフを売り始めたので、私も人だかりに加わることに。これが日本だと、間違いなく列ができている状態です。

待っている間に、ざっとどこに何があって、目当てのステージがどこにあるのかなどを調べる。

9時、開始のあいさつとともに蛇腹の扉が開いて、会場に入れてもらえた。

まさに、コミケ。でかーーーー。

この日の目当ては、セレブシェフ会の王子様、James Martin氏である。
彼のデモを見るために、3ポンドも払ったのだから。(入場券はTescoのバーチャーでもらったものなので、実質上無料。)
1.クッキングデモを見学
2.Audience with James Martinを見学
3.彼の本を購入
4.SupertheatreでPaul Hollywoodのデモを見学
5.サイン会でサインをしてもらい、ツーショットの写真を撮ってもらう。

クッキングデモの前に時間があったので、場所の確認とともに本を先に購入しに行く。
クッキングデモの席が指定されており、310席中の299番という、あってもないような指定席。横から立ってみている人(無料)の方が近いんじゃないかと思うぐらいだったわ。

でも、隣の300番に一人で座っていた60歳ぐらいの奥さんが、James Martinのマジ追っ駆けしてるんじゃないかと思うぐらい、彼の情報に精通していて、たくさん裏情報いただきました。Paul Hollywoodには、7歳の娘がいて、James Martinは彼女のGod Fartherをするぐらい仲がいいので、お互いのデモとかにいきなり出てくるとか。

朝も早かったので、フープロが動かなかったりのハプニングはあれど、いつもよりおとなしいデモでした。途中で、レシピの中で使った残りのジンジャーケーキが回ってきて、観客みんなで味見なんかもあったりして、ほほえましかった。

そして、デモのすぐ後に会場の反対側のステージで、Audience with James Martinがあることに気づいた。それは指定席ではなく、来たもん順に前に座れるので、早く席取りに行かねばならないというと、隣の奥さん、すぐ横っちょの隙間から出て、走ればだいじょうぶよ、Good Luck! と、送り出してくれました。

そして、息を切らしながら(200mぐらいは走ったよ。人をよけながら。)、ステージの脇の前から2番目の席を見つけ、そこで待つことに。うん、結構近いぞ。らっきー。そして、もっとラッキーなことに、質疑応答が始まって2番目に私が指名されました!きゃーーーー。もし指名されたらビデオを撮ろうと思って用意もしていたのに、テンパりすぎて忘れてました。汗では、会話の一部始終です。

私「こんにちは。えーっと、英語がおかしかったら、ごめんなさい。(Excuse my English)」
J 「あ、それは、僕がいっつも言っていることだから、大丈夫だよ。(F-wordなんかを言ったりすると、イギリス人はこんな感じに謝罪するから。)」
観客が爆笑。
私「いつも、レシピ、楽しみにしています。で、Jamesさんは、よく日本の食材をクッキングのレシピに使っていらっしゃいますが、スィーツには使おうと思ったことないですか?」
J 「うーん、僕は、陰陽のコンセプトが好きで、和食材はよく使ってるよ。で、一つ何か面白いものを見つけたら、それに固執して、いろんなものに使えないか考え始めちゃうんだ。どう考えても、和食材はデザートのレシピに合わないとおもうんだけど・・・。」
私「えー、合いますよ。チャレンジしてもいいですか?」
J 「え?本当?合う?ふうん・・・」

と、次の質問へ移ってしまう。

次の質問が終わったら、Paul Hollywoodが横から「おい、ここで今日は何やってんだ?」と、ステージに上がってきた。進行係のGood Foodマガジンの編集長はおどおど。
Paulはどっかり今まで進行係が座っていた椅子に座り、いきなりボーナスの二人の対談が始まった。というか、思い出話と車の自慢話w。
時間かなり延長しながら、最後はJamesが夏にITVの「This Morning」でプレゼンターをしていたことと、Paulが次のThe Great British Bake OffでC4に出ることの水掛け論で笑いをとったところで解散となりました。

そして、私はSupertheatreへ行くPaulの後を追って、一旦Jamesから離れることに。Supertheatreの会場が広すぎて、Paulが遠い遠い。手元で何が起きているのか、さっぱり。ww

終わってすぐにトイレで用を済ませて、Jamesのサイン会の列に加わりました。もう、会場の端から端を走らなくてはならないから、息が切れるわ、汗だくになるわ…。しかも、木曜はずっとカフェで働いて夜行に乗ったので、最後に風呂に入ったのは二日前。汗

ほぼ最後、私の順番が来ました。
私「ども。さっき、Q&Aで質問したんですが・・・。」
J 「あ、うん、おぼえてるよ。ははっ」
私「ありがとうございます。で、ちょっとフォローアップがありまして・・・。」
J 「ん?」
私「実は、ビジネスとして、伝統的な和菓子を作っております。で、今回は、あなたにぜひ試してもらいたくて、持ってきました。これで何かインスパイアーしてもらったらと…。」
J 「じゃ、和食材を使ったスイーツなんだね?」
私「いや、全部ジャパニ―ズスタイルです。大丈夫ですよ、衛生ランクで5(最上)をもらってますから。」
J 「おおおお、ありがとう。じゃ、ぜひ帰りの道中に食べさせてもらうよ。」
私「ありがとうございます。これからも応援しています。」

で、ちょっと首のあたりをぎゅっとされて、ツーショット。(汗臭くないかどうかが不安で気が気でなかったけど。)

そんなわけで、私の一番目の目的が果たせ・・・たんだけど・・・なぜこんなとんでもない間違えをこの期に及んでやっちゃうかなぁーーー(# ゚Д゚)
やっと落ち着くことができたと、出店している会社を回りながら、食べ物を探す。そして、Hog Roastに食指が・・・。

そして、脳みそに糖分が贈られた途端、思い出しました。

和菓子に入れた手紙の宛名、間違えてたことに。orz
失礼この上ない。

そして、帰り間際に誤りの謝罪を走り書きしたノートの切れ端を渡そうかどうか思案中、ちょうど目の前を通って、彼のいる舞台裏に行く人が…。呼び止めて、メモを前に出したときに気づく。うぉー、Jamesのデモの司会役をしている、Lotte Duncan嬢じゃ、ないですかーーー!!!

「あなたにこんなことを頼むのは、大変失礼で申し訳ないのですが、ちょっとこの走り書きをJamesに渡してもらえますか?先ほどの失礼の謝罪が書いてあります。ごめんなさい。」
といったら、にこやかに「おっけー」と差し出した紙キレを持って、舞台裏に行ってしまいました。
やさしーーー!

さて、そのあとあどうなったのか…。
ま、何にもないとは思うけど。
ただ、一日中持ち歩いていた和菓子を食べてJamesがおなかを壊していないことだけを祈る。w




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