2014年10月23日木曜日

池坊イベント報告

現在朝の4時です。

最近の睡眠パターンはいつもこんな感じです。
家族にご飯も食べさせ、片付けも終わった頃に、とんでもない睡魔が襲ってきます。どうも、電池切れという感じで。
そしてすぐに眠ると、どうしても変な時間に目が覚めてしまい、眠りに戻ることができなくなる。だから、むっくり起き出して、やり残した仕事やカフェの下拵えなどをこっそり始め、満足した頃に床に戻ります。それが4時だったり、5時だったり…。家族にとっちゃ、迷惑な話なんだけど、カフェを開いてからずっとこんな感じです。

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前回、ブログを更新したのはすでに2週間も前のことですか…。ぼーっとしてても忙しくしてても、時間がすぐに過ぎていってしまう。困ったものです。

大盛況の一日目が終って、静まった会場。
久しぶりにゆっくりお花を見せてもらいました。

デモンストレーションの中で生けられた中のひとつです。
花よりも、葉っぱが好きな私なのです。


さて、池坊さんのイベント報告です。

来てくださった方々、ありがとうございました。いろいろな人とお話ができて、イベントで学ぶことが多いと再認識しました。

途中からお邪魔させてもらった、次期お家元の池坊ゆき氏のデモンストレーションはさすがというしかなく、流れるように次々に花を生けて行くと同時に添えられる花を生ける時のきまりだけでなく、ゆきさん自身の感覚やどのように生ける草木を選んだのかなどのコメントは、自然を観察しながら和菓子を作るのでことにも通じていたりして、とても勉強になりました。

このデモンストレーションで私がうけたメッセージはただ一つ。

「気は持ちよう」

(ちょっとずれているかもしれませんが)勉強になりました。ただ無造作にある庭からの花だけでなく、草木や枯れ枝さえ、意味を持って家を飾る大作にもなりえるという。こういう考え方、好きです。花屋で買ったきれいな花はぽんと花瓶に入れてもやっぱりそれなりにキレイなんですが、自分なりの意味を添えて、美しい作品になる「作られていない」素材と言うものに惹かれるのです。

ただ、華道というものが、あまり日本人に馴染みがないものなのか、馴染みがありすぎて特別取り合わなくてもいいものなのか分からないのですが、日本人の観覧客が思ったより少なかったように思います。

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さて、当日用意した和菓子のリストです。

求肥製の「秋明菊」


錦玉としろあんの練羊羹製「もみじ」


じょうよの薄皮で作った「ぷち・らべんだー」と「ぷち・ろーず」

 
あとは、「くりまんじゅう」と「栗蒸し羊羹」
「おはぎ」三種類
「バラ餡入りどら焼き」

と、季節の花や草木をモチーフにした和菓子はこんな感じです。

で、いつもの「きみしぐれ」やいつもの餡を挟んだ「どらやき」、「大福」などをあわせたら、結構な数になりました。




特に、主催者の方からリクエストのあった、季節の花や草木をモチーフにした和菓子を考えるのは、楽しかったですねー。

主人の実家ではお菓子といえば使われるローズウォーター(バラの花びらの蒸留水)を和菓子に使ってみようと思ったのは、そんなリクエストを戴いたから。それじゃ、ちょっと季節外れだけど、庭に沢山蕾をつけたラベンダーを使えないかと考える。ラベンダーのスコーンは以前近所の農家の夏のフェスティバルで食べてみて、印象的だったから、これを和菓子に使えないかと。
上の写真でゴマのようについているのが、ラベンダーのつぼみです。まだまだ研究の余地はありますが、薬品っぽい香りのラベンダーはあとから香った方がいいので、こし餡と合わせてみました。しろあんではあまりにも、薬品臭さが引き立ってしまうので。

そんな感じで創作和菓子、まだまだ続きます。w

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まだ生暖かい秋が続いているのですが、どうも困った事が・・・
今年は栗が不作らしい。

いつもなら、近所の週一の朝市に出てもい頃なのだが、まだ影も無い。今手に入るのは、スーパーの中国からの輸入栗。イギリス産は無理だとしても、できればイタリア産の栗が手に入ればいいのだけど・・・

そして、(市場での)栗の探索、まだまだ続きます。栗まんじゅう、早く作らなくては・・・



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