2014年1月30日木曜日

美味し日々は遠くなりけり ーその5ー

さて、運命の分かれ道の日がやってきました。

午前中、前日の反動でぼーーーっとしていたら、やっぱり子供達が退屈しだした。

そこで、母が小さなボールを買って公園で子供達と遊びに行ってくるという。
それじゃ、私は先日のユニ⚫︎ロショッピングで試着が必要で買えなかったジーンズを買いに、例の二駅は慣れたショッピングセンターのユニ⚫︎ロに赴くことに。

で、買い物を済ませて携帯を見ると、母からの電話が何度もかかっていたらしい。
急いで、電話をかけると

「すぐ帰ってきてー」

と、力ない声。

帰ってビックリ。母が湿布だらけの左手を首からつっている。

バランスを崩して手を着いたら、「グキッ」って。

次の日は土曜日だったけど、市民病院の救急へ朝1番に行けばなんとかなるだろうと、軽い気持ちでいた。捻挫だろうと、軽く見ていた。

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その晩は手を痛める前に母が買い物をしてくれていたので、有難く焼肉をいただくことに。めちゃくちゃいい肉を買ってくれていたらしく、手のひら二つ分ぐらいある肉は噛まなくてもいいぐらい柔らかい。普段、赤みの肉を食べない娘がガンガン食べていたから、真剣美味しいのだよ。

そう、これが子供達の神戸牛初体験でしたー。
もったいねー、もったいねー。

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そして、この夜、母親に頼れないというプレッシャーとストレスで、ほとんど眠れず、体調がどんどん悪い方向に進んでいくのを密かに感じていたあん庵でした。

美味し日々は遠くなりけり ーその4ー

二日は妹が11月に生まれたばかりの二人目を連れてくるということで、大興奮。

抱っこさせてもらった娘は余裕であやし、妹で経験のあるはずの息子はガチガチだった。w
男勝りの娘もやっぱり女の子だったのか。

いや、興奮の理由はお年玉をたっぷりもらったからかも。妹の旦那のお父さんもいらしていて、そちらからも…

お返しに、申し訳ないと思いながらイギリスから持って行ったチョコレート一箱。汗。

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そして、お昼は近所の寿司屋からの出前。はい、写真ありません。(開き直り!)

娘の好物の河童巻きと妹の息子の好物の鉄火巻きのパーセンテージがハンパない。

いや、にぎりも軍艦もイクラに穴子、タイにタコ、ナマエビに赤貝と、普段こちらのすしではあまり手の届かないものをたくさん頂きました。美味しかった。

しかし、その横で息子は私に目配せをする。

新幹線の走ってくる寿司屋に行きたい!

と。寿司自体はそっちよりもいいものを食べているのだが、息子は回転寿しの新幹線がいいらしい。有り難みが分かってないなぁ。

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デザートは某有名なチーズケーキを妹の旦那が持ってきたので、食す。
どうやら、日本のお取り寄せの世界では有名なチーズケーキらしい。
半分凍ったままで食べるのが美味しいらしい。

美味しかったけど、寿司で既にはちきれそうなお腹にはキツかった。
今度は、じっくり味わいたいものです。

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なぜか、寿司を食べている頃からか赤ん坊が泣き止まない。
静かなのは、おっぱいを飲んでいる間だけ。どうやら、お腹が痛いらしい。

グライプウォーターを持って行けば良かったと、後悔。
ホメオパシーのTheethaは持って行っていたのに・・・

そして、妹一家は夜空の下、泣き叫ぶ息子をバギーに乗せたまま電車に乗って帰途に着いた。

ただひたすら、妹一家の上の息子の辛抱強さに感心するあん庵でした。

父ちゃん、母ちゃん、兄ちゃん、頑張れーーー!*\(^o^)/*


美味し日々は遠くなりけり ーその3ー

さて、大晦日は母の作るおせち料理をつまみ食いしながら、御重を詰めて行く。

自分の作るイギリスのなんちゃっておせちとは違うなぁ、と、詰めている段階でお腹がいっぱいに。

その日の晩御飯は、もちろん年越し蕎麦。
子供達には大きな海老の天ぷら、大人はしっぽり?と揚げで。

来年も健康に暮らせるように…と。

ねぇ、そば食ったよねぇ?2014年も健康でありますようにって。

えーーー、確かに食べたよねぇ。

いや、ちょっと確認ね。

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年明けまして、おせちとはお雑煮たーいむ。

え?ワクワクしてるのって、私だけ?

あ、子供達、名前の書かれた正月用の箸と箸袋に大興奮である。よし、よし。

そして、息子は雑煮完璧無視で、ブリの焼き物と海老の煮しめに取り憑かれとる。娘は…味噌汁大好き娘なので、餅だけ残してお雑煮完食。おいおい、仮にも餅屋の息子娘やろ?汗

色が綺麗な練り物は子供達に人気で、娘なんかは他のものに見向きもせず、せっせと紅白のかまぼことキュウリの入った竹輪を食っておりました。

私は、普段食べることのできない数の子や黒豆、お煮しめをこれでもかというほど、いただきました。

そして、落ち着いたら…
子供達のメインイベント、お年玉たーいむ。
日本語学校の教科書でしか見たことのない「お年玉」。
今年はおじいちゃんおばあちゃんから貰えました。

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さて、お昼も過ぎると、テレビを見てもわからん子供達は退屈してくる。

新聞を見ると、二駅離れたところにある映画館でジブリの「かぐや姫」が公開されており、毎月1日は割引の日という。正月早々当日も例外でなく、映画館及び、そのショッピングセンターも通常営業しているというから、ビックリ。

丁度3時ごろの公開に間に合うということで、さっさと子供を連れて家を出る。

見た感想?
最後、7歳半の娘も10歳の息子も四十を数年前に越えた私も、涙で顔がぐちゃぐちゃになってました。ちょっと怖い場面もありましたが、よかったです。
娘、もう一度見たいと、せがんできます。イギリスでももうすぐ公開されるかな?

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映画館オープン何周年記念ということで、たまたま席番で飲み物かポップコーンが当たるという企画があって、くじ運のいい娘がやってくれました。大きなポップコーンです。

母が言うには、これで今年の運を使い果たしたらしい。

ああ、縁起でもない。けど、嫌に説得力が・・・

美味し日々は遠くなりけり ーその2ー

さて、実家から歩いて5分のの明石公園を散歩しながら、この短い期間でいかに日本の正月を最大限に子供達に体験してもらうかを考える。

ま、子供達はこの広い公園に毎日の様に遊べるだけで、日本に来た意義があるようなのだが、私がそれでは納得できない。

で、明石公園を通り抜けたところにあるホームセンターでお正月のお飾りのお買い物。後で聞いたら、魚の棚で昔ながらの出店が出ていたらしい。ちょっと悔しいが、まぁ、いいとしよう。

ホームセンターのいいところは、売り場にPOPとしてお飾りの説明があったこと。私も知らなかったことが多い。読みふけるうち予想の他時間がかかり、帰る頃にはすっかり陽が落ちていました。

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前々から、親には子供達が水だきが大好きと伝えていたので、その日の夜は鍋。豚、鶏、鮭の味がよくでた美味しい鍋でした。

でも、この季節、何が食べたいって、
カニすきでしょ?ま、日本滞在の日も浅いからね〜🎵

などと、考えておりました。

あ、食べるので忙しくって、また写真なんて撮ってないや。

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お昼にスーパーでお惣菜や弁当を買って食べたのだが、充実加減と安さ加減に改めて脱帽。ま、元々海産物の美味しい場所だからか、お惣菜コーナーの寿司刺身があり得ないほど新鮮。

揚げ物なんて、天ぷらからコロッケの種類の多さ・・・

イギリスでこれが出来れば、かなりのヒットになること間違いないのだが・・・
流通の面で無理だね。

美味し日々は遠くなりけり ーその1ー

日本から帰ってきてはや2週間経とうとしています。
その間何をやっていたかというと、めまいと戦っておりました。

目眩があると、何をするにも倍も三倍も時間がかかってしまい、もどかしい気持ちが先に立ち、一人静かに憤っておるのであります。

悟りに入るには、まだまだです。

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で、写真を見ながら記憶を紐解くと、なんだとかんだとやってたもんだなぁと。

まず、着いてすぐは実家でゴロゴロ。翌日は母が子供のために服を買ってあげたいと、神戸のユニ⚫︎ロへ。最近できた三ノ宮の方が大きいらしいのだけど、子供と行くなら、便利かと。

時差ぼけなんてなんのそのの、子供達は昼時になるとお腹がすくらしい。

この買い物前提で服を持っていかなかった私達はほぼ二年分の服かと思うぐらい大量に購入。それをひきずり、地下のフードコートのような場所へ。

そこで、麺食いの娘は釜揚げうどんと天ぷら、私は神戸らしくぼっかけ玉丼をいただく。ちょっと歯ごたえの残るすじ肉とトロトロの卵がなんとも言えず美味しく、セルフサービスの沢庵がいい箸休めで、写真なんて、撮ってる暇ありませんでした。すみません。

で、息子は・・・あれだけ、あれだけ、美味しいものがありながら、なぜか、なーぜーか、

KFC。

ま、息子は息子でここでしか味わえないものを選んだつもりだったらしい。

それは、セットのチョイスにもある真緑のメロンソーダー
うん、これはイギリスじゃ買えないな。うん。
このメロンソーダーはこの後、三週間の間度々私達の食卓に並ぶのでした。


2014年1月19日日曜日

引き続き、チョットお休みをいただきます。

日本から帰ってきました。

飛行機の中での耳の痛を心配していましたが、強力な痛み止めをもらっていたこともあり、無事、イギリスの我が家へ帰ってきました。

が…

まだ耳の調子が良くなく、めまいと難聴の治療を続けています。
なので、現在和菓子の製作、販売を控えさせてもらっています。

木曜日のoo-myでの販売も、再開できるようになりましたら、こちらでお知らせいたします。

しかーし、和菓子は作れなくとも、ブログは書ける!
…ので、今後ともよろしくお願いします。

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さて、写真は母の入院する市民病院のお昼セット。
牡蠣フライ定食です。

うまかった。

2014年1月7日火曜日

恐ろしきは日本の正月にあり

一つ前のブログで

一分一秒を大切に生きていこうと思います!

なんて豪語して起きながら、実家の6畳間の天井をずーーーーーーっと眺めております。


ことは、1月3日から始まった寒気が4日に風邪となり、5日に鼻から急性副鼻腔炎の兆候が現れ、6日になる頃には急性内耳炎を併発した状態となりました。

これぞ、疾馬のような病状の悪化…汗。

まず、何が恐ろしいって…

今年は正月休みが長かった。
29日に到着したのですが、その時、役所が仕事納めを済ました後ということに気づかず、ショックを受ける。
何と言っても、3が日が終わった直後が週末になり、6日月曜日まで役所や病院系が全く休みであったこと。
8日間。一週間異常である…あ、ごめん、変換間違えた。一週間以上である。


休日急患医療センターが内科と小児科しかなかった
耳鼻科が必要とわかったが、当日業務している最寄りの耳鼻科が1時間車を走らせないといけない場所といわれた。(実家に車はありません)
内科でなんとか抗生物質でも出してもらえば…と、薬をもらったけど、よくわからない(全く効き目のない)抗生物質らしいものをもらっただけ。
よって、その時すでに5日の朝だったので、よく月曜日の家のすぐ前にある耳鼻科へ行くことに。
あまりの耳の痛さに、夜も眠れず、夜通し数を数えて気を紛らわせるのであった。

みんなにとっても長かった正月休み
翌朝、ふらつきながら、破裂しそうな頭を抱えて、診察開始の30分まえに行ったはずなのに、長蛇の列。これは何時間待たねばならんのか??
仕方がないので、列に加わる。
いろいろ話を聞いていれば、耳垢が溜まって、耳が聞こえなくなったとか、鼻の洗浄をしてもらうなど…あああああ。
その代わり、小さな町医者なので、久しぶりに若い(周りに比べれば)重症患者がイギリスから来たと、俄然がんばってくれました。いや、もともといい先生なんですけどね。

かなり料金や薬代を値引きしてくれてます。

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日本の正月が終わってよかった…