2013年10月14日月曜日

モゴモゴモードの独り言。

Japan祭りさんでどんなに楽しかったのか、という事を前のブログで書かせてもらったのですが・・・
楽しかったの一点張りって言うわけではなくて・・・

が、おそらくこれが最後のJapan祭りさんの参加になるんじゃないかと・・・

なんだかね、私の意に反してまでも出店するべきなのか・・・と、考え始めまして・・・

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なんだか、モゴモゴ言っておりますが・・・うーん、私もあまり考えがまとまっていなくて、これを書きながら、考えがまとまればなんてね。

だから、私の独り言と流してくださって結構です。

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まず、あん庵の苦悩は、ベースがないということ。

毎回、日本関係のイベント(学校以外)に参加させてもらうごとに感じるのは、年々すごい勢いで出店料が上がっているという事。

特に食べ物類。

周りを見ても、食べ物の出店には必ずといっていいほど行列が出来ます。その場で作れるものなんかは、見せる醍醐味もあって、人だかりが出来ます。そうなると、値段なんて関係なくなります。

ベース(例えば、店やレストラン)が有る場合、ここに出店する事は宣伝となり、後の利益に繋がるのだが、あん庵はベースがないので、当日売れる物が売れたら、それで終わり。付加の利益がないのである。

だから、宣伝費として出店料を出せる大手の企業と軒を並べるのは、かなり無理を感じている。

あと、量を作るも、質と値段をキープすることの難しさ。

とにかく、出店料や出店に関わる費用を産出するのに、今度は売る方の値段を高くしなくてはならない。ロンドンの物価があるので、いちいち日本円に換算して考えたくはないのだけれど、日本で買える屋台物の食べ物が軽く5割増し、ひどい時はこんな質のもの、日本では売れへんやろ?と思うものが2倍ぐらいの値段で売られている。

今回は、どうしても出店料を捻出する為に、あん庵も一部の和菓子の値段を上げさせてもらったのだけど、辛かった。悲しかった。

あん庵はいろいろな人たち、特にイギリスで暮す子ども達にきちんとした手作りの和菓子の味を知って欲しくてはじめた和菓子屋だから、こんな値段で子ども達の口に届くのだろうか?と、不安になった。

私も、子供が二人いるけれど、あまり高価なものは子ども達の口に入らないのが常。若しくは、親が我慢して一つで我慢させるとか。和菓子なんて得に、食べなくてはならない!なんて物じゃないからね。

和菓子、特に大福や団子、おはぎはもっと手軽に食べて欲しい。
いつも思うから、なるべく「安いね」と言われる値段で売っている。・・・売ろうとしている。

私の和菓子は、北海道産の小豆や新潟産のササニシキを使っているわけではない。

反対に、少しでもエコになればと、日本からの輸入ものに頼らず、できる限り地元で手に入る物で、質のいい原材料を使うようにしている。豆や黄な粉は全てオルガニックで出来ればヨーロッパ産。米や粉も出来る限りオルガニックでヨーロッパ産を使用し、イチゴは必ずイギリス産、できれば南部の路地物で。卵は車で10分の地鶏卵を使う。白砂糖はイギリスやヨーロッパ産のてんさいからのものを使うけれど、オルガニックのとうきびからの砂糖(黒砂糖や無漂白の砂糖)はフェアトレードの物を使う。栗はイタリア産の生栗を一つ一つ剥いて、甘栗にする。桜もちの葉っぱはオルガニックの農家で特別に採ってきて貰い、自分で塩漬けにする。その塩は海塩です。

子どもに食べさせたいものだから、原材料に手を抜きたくないし、子どもに残す世界だから、なるべく害の少ない方法で原材料を手に入れたい。オルガニックも100%信用しているかと言われればそうでもないし、フェアトレードも砂漠化の原因になっているんじゃないか?と言われている事もわかっている。でも、大量生産の安くで売られているものよりは、少しは誰かのためになっているんじゃないかと信じて。

そして、もう一つ。私の体力が付いてこないようになっていること。
値段をキープする為には、私が頑張るしかない。
人を雇うと、たちどころに費用がかかってしまい、台所で細々作るのではなく、工場を借りたりもしなくてはならなくなる。

だから、今回作った数で限界だと思わずにいられなかった。

売り切れた後にも、沢山のお客さんが尋ねてきてくれて、大変申し訳なかったのだけど、あれが精一杯でした。本当にすみません。

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たぶん、これ以降、大きなイベントは無理なのかなぁ…と考えずにいられない。
いま、風邪を引いているから、気が弱くなっているからなのか・・・

うーん。また、モゴモゴモードに戻っちゃう・・・

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