2013年10月14日月曜日

やっぱりロンドンはすごかった。

で、もう先週になっちゃったんですよね。
10月5日は世界的に観光名所として有名なトラファルガー広場でジャパン祭りが開催されました。

Japan祭りさんには第二回目からの参加で、すでに4回目となりました。
毎年、動員数が増えるようで、すごいです。

***************

ほら、準備後のN嬢の余裕の笑顔。
イベント開会前。

当日、旦那とお手伝いのN嬢に朝一番に車でロンドンに出向いてもらった。

ストール係の方には本当にお世話になりました。最後の最後まで。
御願いして、なんとか搬入時間を一番最後にしてもらったけれど、自宅のWorthingを彼らが出たのは、6時半。

本当は食品店として、出店をしたかったのだけど、どうしても出店料が出せないということで、半分のスペースで出店できる物品ストールとしての出店をさせてもらった。なので、当日蒸し器が使うことが許可されなかった。

夜通し和菓子を蒸したり、おはぎを作りながら、何とか朝5時からはじめて、3箱分のイチゴ大福がそのときまでに出来ていた。それをそっくり持っていってもらって、店を開けていてもらう。

そして、8時に子ども達をそれぞれ預かってもらう家に連れて行き、また私は台所へ。

何とか昼までにもう100個のイチゴ大福が作れたので、小回りがきくように鞄に詰めて電車に飛び乗る。

そう、鞄に詰めたのを後で後悔するのだけれど。いつものように、おばあちゃんの手押し車で来るべきだったと・・・

***************

1時間半の爆睡の後、何とか2時前にビクトリア駅に到着し、そこから一番速い方法でトラファルガー広場に向かう。地下鉄サークルラインに乗り、Westminsterで下車。そこから、最寄のCharing Cross駅まで一駅だ!と、思ったら、乗り換えの線がなかった(Waterloo駅で乗り換えが正解。)ので、地上に出てWhitehallを一気にバスで北上する事にする。

バス停まで歩く道中、イチゴ大福100個って、真剣肩に食い込む重さだと思い知った。ま、6.5キロの他にいろいろ詰めてきたので、7キロはあったはず。

2時半を少し過ぎて到着。

人を掻き分け、何とか店の中に入ると、すでにほとんどが空箱状態。
結構長い行列ができたんだよー。と、少々興奮気味のN嬢。
で、売るのに持ち帰りの箱がそろそろそこをつきそうだといわれる。

あーーー、在庫を持って来ればよかった。涙。

そして、早朝から手伝ってくれたN嬢と代わり、ボーっとする頭のまま和菓子を売り始める。

箱がなくなったので、仕方なくたまたま持ってきていた木で出来た舟(たこ焼きとか入れて売る容器ね)を上下に挟んで袋に詰めさせてもらう事で、お客さんには許してもらう。

そんなこんなで、有難い事に4時半で売り切れ。
並んで待ってくれていたお客様方、本当にすみませんでした。

**************

で、あん庵は売るものがなくて、何をするわけでもなし・・・

ヒョイとよこをみると、宮城県人会さんが素敵なアクセサリーや手編みのショール、椿油や可愛い小物なんかを売っている。もちろん、津波で被害を受けた宮城の人たちを助けるボランティアをしていらっしゃる団体です。

ただ企業の物を輸入して売っているのではなく、宮城の人たちが手で作ったリサイクル商品を持ってきて、売っているのである。詳細はこちら。


説明パンフのPDFのリンクも上のリンクの中にに貼ってあるので、読んでみてください。
これ、全て無料でボランティアのデザイナーにしてもらったそうです。すごいなぁ

とにかく、私は売るものがないし、場所を遊ばせておくのは勿体無い。
だから、テーブルの一部にあん庵の「売り切れ御免」のサインとチラシだけ置くスペースだけを残してもらい、他は片付けられるだけ片付けて、宮城県人会さんに使っていただくことにした。

手仕事で一つ一つ作っているのと、ボランティアのデザイナーって言うところに共感もしたからだと思う。それと、地震から1年ぐらいの間は、売り上げの10%を赤十字に送っていたけど、使い道が不透明という事で、やめてしまっていた後ろめたさもあった。だから、私も、こういうことで、役に立てるのならと思った。

そしたら、なんと・・・

高級食用椿油一ビンと素敵な帽子をお礼にといただいてしまったのです!

なんだか、気を使わせてしまって、本当に申し訳ない。ますます、私のうしろめたさに拍車がかかてしまった・・・あうぅ。

「宮城の人たちも、この場にいたら、絶対にお礼がしたいって、言ってますよ!」

中心になって、この会を切り盛りしていらっしゃった、ロンドンを拠点にファッションデザイナーをしていらっしゃる牟田園涼子さん。ものすごく、オープンであっけらかんとしてらして、素敵な女性です。彼女にそんな風に言われて・・・彼女自身に見立てられた帽子を被せられて・・・頂いてしまいました。ありがとうございます。

いま、真夜中なので、スッピン+パジャマですみません。汗。
でも、こんなに素敵な帽子なの!
今度また、着飾った時にちゃんとした写真を撮ります。

で、丁度友人の誕生日会が翌日にあったので、彼女のプレゼントにブローチを購入したら、とっても喜ばれました! 一つ一つ手作りなので、一つ一つ違うブローチ。友人のイメージを思い浮かべながら、いくつも見比べて選んだブローチ。よかった。

左が牟田園嬢。普通にしていれば、可愛い人なのに・・・
「この写真でいいの?」ときいたら、「うん、これが私!」と、言われたので採用。w


******************

4時半から荷物の搬出ができる9時まで、お店からはなれ、会場を回ったり舞台の出し物をゆっくり見たり出来たので、いつものジャパン祭りより楽しめたのかも。Shiro-Aのパフォーマンスは旦那も手放しで喜んでいたっけ。そうそう、旦那と子ども抜きでデートできたのも、ボーナスでした。w

〇十年前の芸者さん?
皆写真を撮らせてもらってました。

ステージを見下ろすウェリントン氏。
「イギリスも変わったもんだ・・・」

******************

朝一番に、差し入れや購入しに来てくださった商売の先輩方、わざわざ遠くから声をかけに来てくれた友人達、第二便のイチゴ大福がどうしても食べたくて何度も何度も足を運んでくださったお客さんたち。

本当に、ありがとうという言葉だけでは足りないぐらい、励まされ助けてもらっています。

来てくださったお客様達、手伝ってくれた友人達、子どもをみてくれたクラスメートのお父さんとお母さん達、みんなの助け無しでは、今のあん庵はないんですよ。感謝、感謝です。

そして、最後は・・・帰りの車、助手席から見たビッグベン。これが私のその日最後の記憶でした。

*****************

Sono
(牟田園涼子さんのファッションブランド)
www.sonofromlondon.co.uk
www.facebook.com/sonofromlondon
www.sonofromlondon.blogspot.com
studio@sonofromlondon.com
07788722862 (携帯)

0 件のコメント:

コメントを投稿