2013年11月4日月曜日

そして、オマケのあん庵家のはろうぃーん。

黒猫クッキーを沢山焼いて、子ども達を待つ夕暮れ。

そして、その傍には、ボロボロの服を着て、緑に顔を塗った我が子二人も外が暗くなるのを待つ。

冬時間に変わったイギリスの11月の夜は4時半ぐらいからやってくる。

5時には真っ暗。

近所のドアの外の かぼちゃのランタンに灯がともったら、開始の合図です。

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旦那に、クッキーの入ったボールを托し、玄関に灯のついたかぼちゃのランタンを置いてから、子どもの後を付いて近所を回る。

とにかく、ルールは、かぼちゃのランタンに火がともっていない家はノックをしないということ。

だから、かぼちゃのランタンのともる家では大抵、お菓子の沢山入った籠を抱えた陽気なおばさんやおじさんがドアからにっこり顔を出す。

しかし、たまに、用意周到より、もっと凄腕の家もある。

とにかく、彼女彼らもこのハロウィーンと言うイベントを楽しんでいるのである。

ある家は「いい魔女の家」と、ハロウィーンの時期にだけ呼ばれる。家をノックすると、
「待ってたよ~。いい子にしてたかい~?」
と、魔女の格好をしたおばあさんが籠いっぱいのみかんを差し出してくれる。
そのみかんには、一つ一つペンでジャック・ざ・ランタンの模様が描かれている。
みんな、そのおばあさんが大好きである。
普段、みかんなんてもらっても喜ばない子ども達も、その演出に魅惑されてしまう。

そして、子ども達の後ろを着いて歩く親達も、仮装をしている。
のっぽのフランケンシュタインや傷だらけのスーパーマンが、小さな魔女や吸血鬼の後ろをぞろぞろ歩く。イギリスの薄暗い街の明かりに写るシルエット。いかにも、ハロウィーンです。

面白いのが、普段道ですれ違って挨拶する人が、ドアから出てきて、「あ、ここにお住まいなんですね。」なんて、場面もあれば、お面を被ってお菓子を子どもに渡そうとするもんだから、誰の家か全くわからない家もある。

「むっちゃ、こわいコスチューム着てますやん!」
と、ある家のお父さんらしき人に声をかけたら、
「あんたの方が、怖いわ!」
と、返された。

そう、昼間施した貞子メイク、すっかり忘れてそのまま回っていたのでしたー。汗

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これが、私のゾンビたちと戦利品。



3 件のコメント:

  1. ハロウィーンを思いっきり楽しんだ様子、本気の本場はすごいね~
    貞子確かに怖すぎです(⌒-⌒; )

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    1. 日本はどうしても若者たちのイベントって感じだけど、こっちは子供達がキャーキャー無邪気に回ります。
      アメリカは危ないっていうし、イギリスはまだ安全な方なのかもね。ま、回る方も保護者同伴だけど。

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    2. なるほど~d(^_^o)羨まし~

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