2015年11月24日火曜日

秋の和のあふたぬーんてぃー 結果報告。

先週金曜日は、秋の和のあふたぬーんてぃーに来てくださったお客様、ありがとうございました。

和菓子いっぱい作れて、楽しかったー。

と、いうのが、私のまずまずの感想です。


さて、前回6月にした夏の和のあふたぬーんてぃーは、カフェ開業一周年記念という大義名分があったのです。が、今回のあふたぬーんてぃーから、私の「やりたいから、やっている」という、ことでやり始めてしまいました。

カフェ業は正直楽しいのですが、ほぼ毎日カフェで出すおかずの下ごしらえで毎日が過ぎてしまい、和菓子がなかなか作れないことが苦になってきていました。そこで・・・

どうにも和菓子を作らないといけない状況を作ってしまえ!

と、いうことで、こうなりました。いや、反響がありすぎたのは、私の計算外でしたが。
私の練習も兼ねて、新しい和菓子に挑戦することが目的です。
だから、なぜ、こんなにお手頃価格なのかというと、そういう理由があるからです。
ほら、ヘアードレッサーが練習のモデルになってくれたら、格安で切るよ!っていう感じです。だから、実は、あふたぬーんてぃーのお客さんは、私の実験台。ふふふふふ。

今回のあふたぬーんてぃーの内容です。(もう、終わったことなんだけどね。)

一の皿 秋のてんぷらそば


季節のサツマイモ、かぼちゃ、なすびと、菊菜入りかき揚げ。(そのうち、かぼちゃ、なすび、菊菜はいつも和野菜を持ってくれる有機農家のなまやさいさんからです。おいしいと評判でした。)

二の皿


栗きんとん、黄身時雨、スイートポテトアップルパイ、栗大福

三の皿


上生菓子の菊、カボチャきんつば&つぶあんきんつば

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そして、次に来るのが、反省点。

もうすこし、準備に時間がかけれれば、よかったんだけど…もっと、前もって準備できればよかったんだけど… なんだか、イベントが次々にあったりして、落ち着く暇もなかったっけ?ま、「秋にする、するー!」と、いいつつ、秋の終わりになってしまいましたが。現に、翌日雪降りましたね…ははっ。やっと、時間がとれてできたー!って、感じです。すみません。言い訳ですね。はい。

てんぷらはやっぱり、素人です。
料亭なんかで出されている美しいてんぷらの足元にも及ばない、こんなもんで金をとっていいのかー?的な、てんぷらでした。すみません。ただ、救いだったのは、なまやさいさんから戴いた、素材の良さがあったから。つぎ、もうちょっと、自分の能力のなさが隠せる一の皿を考えましょう。

スイートアップルパイは、私自身、大好きだし、スイートポテトは一応和菓子の中に分類されてるので作ってみました。が、どうもタルトにしたのがまずかったようです。スィートポテトの甘さとリンゴの香りを邪魔しないように、甘さ控えめのタルト生地にしたら、和菓子じゃなくなったとの声が。実は、こうなる前に最中の皮を作るのに、四苦八苦しておりました。もちろん、和風のもち米でできた最中の皮ですよ。それにスィートポテトと甘く煮たリンゴを載せて…なんて考えていたんですが、最中の皮なんて、ここでそうそう手に入らないし、作るのも、道具の型もなければ、30個みんな同じ形なんて、最中の皮の職人でなきゃできません。なので、イギリスの要素を少し混ぜて、タルト生地を使うことになったのです。最中の皮は、次への課題となります。

そして、きんつばはカフェで焼いたので、慣れない鉄板に四苦八苦しました。なので、かなり形が悪いきんつばに。そこは何とか半分に切ったので、カバーできたかと。w

最後に、上生菓子の菊。


これは、夏に日本を旅したとき、昔からインターネットで師匠と仰がせていただいている和菓子職人のお店にお邪魔したときに、(初対面なのに!)無理やり教えてもらったものなのです。そのまま、合羽橋に走り、使った道具すべてを購入、練習していつかものにして見せます!と、意気込んで帰ってきたものの、やっぱりなかなか時間が取れなくて…
今回全部で40個ほど作ったのですが、最初の10個ほどはお見せするのも恥ずかしいほど。何とか形になってきたころには、練切り餡が乾いてきて、形を作るのが困難に…
皆さんにお褒めの言葉をいただき、ありがたいのですが、ほんとうに、まだまだだなーと、思った一品でした。さすがに、下積みをされたプロの職人のすごさを感じさせられました。

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これから、お節の準備期間に入ります。そして、正月が終わったら、新年の和菓子をたくさん作って、また今度は、新年の和のあふたぬーんてぃーを計画したいな、なんて考えています。

練習、練習だー!

最後になりましたが、知らずとはいえ実験台になってくださったお客様、ありがとうございました。いろいろご意見、お待ちしております。今後のあふたぬーんてぃーで食べてみたいという和菓子の提案もよろしくお願いいたします。

そして、めっちゃくちゃしんどい一日に最初から最後まで付き合ってくれた、ひさこちゃん。ありがとーーー!また、懲りずに次もよろしく。

あきちゃん、ふじさん、写真使わせてもらいました。素敵に撮っていただいて、ありがとう!




2 件のコメント:

  1. こんな実験なら実験台になりたい! でも、カフェが遠すぎるのが恨めしいです。

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    1. いつか、実験台に!カフェは動けないので、やっぱりきてもらわなくてはならないのですが…。

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